くすみとは、肌が本来持っている透明感やうるおい、キメの細かさ、明るさが失われ、顔全体が暗く見えるようになる肌状態をさします。くすみ予防や解消のために、クレンジングでメイクや汚れをしっかり落とすことは大切ですが、間違ったクレンジングを続けるとくすみの原因になることも。そこで、今回は、くすみ対策のクレンジングのポイントについてご紹介します。
くすみ対策のクレンジング料の選び方
くすみ対策としてクレンジング料を選ぶポイントは3つあります。
1つ目は、自分の肌質に合っていることです。
肌質は大きくは、普通肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌の4つのタイプに分かれ、ほかにも混合肌や敏感肌があります。普通肌や脂性肌の方は、くすみの原因である乾燥肌にもなりにくい肌質のため、クレンジング料も洗浄力重視で選んでも問題ありません。しかし、そのほかの肌質の方は、優しいタイプのクレンジング料を選びましょう。また、肌質は年齢ととともに乾燥肌の傾向になるので、エイジングケア世代では、もともと普通肌や脂性肌であっても、メイクをあまり濃くせず、洗浄力の優しいタイプのクレンジング料を選ぶことをおすすめします。
2つ目は、肌に負担が少ないことです。
クレンジング料は、セラミドや天然保湿因子、皮脂などを落とし過ぎないものがおすすめです。また、摩擦が少なくて済むことも大切です。肌への負担が大きいと、ダメージが蓄積されて、くすみや肌荒れの原因になります。負担となるのは、オイルや界面活性剤の影響が大きいのですが、添加されているそのほかの成分の影響も受けます。界面活活性剤はアミノ酸系界面活性剤、オイルは油脂系オイルがおすすめです。また、アルコール、高い濃度のPGやDPG、合成香料、合成着色料、防腐剤などが無添加のクレンジング料がおすすめです。一方、洗い流してはしまいますが、水溶性の保湿成分であるヒアルロン酸やグルコシルセラミドなどの植物性セラミドなどが配合されているものは、潤いをキープする上でメリットです。
3つ目は、適度な洗浄力があることです。
濃いメイクなら、オイル、リキッド、油性タイプのジェルタイプ、ナチュラルメイクなら、クリーム、ミルク、水性タイプのジェルタイプがおすすめです。また、ポイントメイクは専用のクレンジングを使いましょう。さらに、過剰な角栓やイチゴ鼻などの原因となる毛穴の汚れをしっかり落とすことも大切です。
ほかにも、初回ならお試しやサンプルがあること、返品保障や返金保障があること、コスパがよいこと、信頼できる企業のクレンジング料であることなどが、クレンジング料選びのポイントになります。
くすみ対策のための正しいクレンジングの方法
くすみ対策のクレンジングのポイントがいくつかあるので、きちんとできているかチェックしてみましょう。
・クレンジングをする前に手を洗う
・ポイントメイクは先に落とす
・クレンジング料は乾いた手で使う
・使用量をしっかり守る
・Tゾーンから、頬、目や口の順で行う
・メイクをしているパーツに満遍なく馴染ませる
・すすぎは、ぬるま湯(30度〜35度程度)で行う
・所要時間は、すすぎを含めて40秒~1分程度(長くても1分30秒以内)
・クレンジング後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取る
・クレンジング後は、10分以内に化粧水などで保湿する
また、クレンジング中のフェイスマッサージや入浴中のクレンジングはしないことがポイントです。
まとめ
クレンジングでしっかりメイクを落とさないとくすみの原因になります。一方、洗浄力の強すぎるクレンジング料や間違ったクレンジング方法は、肌にダメージを与え、くすみの原因になってしまいます。だから、くすみ対策のクレンジングは、優しいながらもしっかり落とせるクレンジング料を選ぶことと正しく使うことが大切なのです。