お肌のバリア機能って聞いたことありますか。
美容に興味のある方ならすでにご存じかもしれませんが、お肌を外部の刺激やアレルゲンなどの異物から守るとともに、水分を閉じ込めて、潤いのあるお肌をキープするはたらきのことです。
美しいお肌を保つためには、このバリア機能を低下させないことが重要になってきます。
そこで、今回はナールスエイジングケアアカデミーの「お肌のバリア機能とは?低下の原因を知って対策で美肌へ!」を参考にして、バリア機能が低下する原因とその予防法についてご紹介いたします。
バリア機能とは?
バリア機能は、お肌の角質層にあるうるおいを保ち、外部からの刺激からお肌を守ってくれるはたらきです。
皮脂膜、天然保湿因子、角質細胞間脂質の3つがその働きを担っています。
このバリア機能が正常に働いていると、健やかなお肌の基本条件はみたされ、角質細胞がきちんと育ち、キメの整った透明感のあるお肌が保たれます。
一方で、バリア機能が低下すると、お肌のお悩みや老化の原因となってしまい、お肌のハリやツヤもなくなってしまいます。
バリア機能が低下する原因は?
バリア機能が低下する主な原因は、乾燥です。
それ以外にも、加齢によって皮脂やセラミドが減ること、不摂生な生活、紫外線のダメージ、間違ったスキンケアなどもバリア機能を低下させる原因となります。
また、お肌に合わない化粧品を使い続けることもバリア機能低下の原因の1つです。
バリア機能が低下し、その状態がつづいてしまうとお肌に痒みがでたり、炎症を起こしてしまったりすることや敏感肌、さらには皮膚の疾患になってしまうこともあります。
バリア機能の低下を予防する方法は?
お肌の健康のために大切なバリア機能ですが、機能の低下を予防するためにはいったいどうすればよいのでしょうか。
ここでは、バリア機能の低下を予防するための方法をご紹介します。
肌質にあった化粧品を選ぶ
バリア機能を低下させないためには、自分の肌質を知り、それにあった化粧品を選ぶことが大切です。
お肌は主に、普通肌(ノーマルスキン)、乾燥肌(ドライスキン)、脂性肌(オイリースキン)、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)、混合肌(コンビネーションスキン)の5つの肌質に分かれます。
特に乾燥肌は、乾燥が進んでしまうとバリア機能が低下して、敏感肌になってしまう可能性が高いので、しっかりと保湿ケアをすることが大切です。
また乾燥性脂性肌は、皮脂量が多くて水分量が少ないお肌の状態なので、脂性肌と勘違いしてスキンケアしてしまうとお肌がさらに乾燥し、皮脂を分泌してしまうので、注意が必要です。
セラミドでバリア機能をケア
保湿成分としても有名なセラミドは、ヒトのお肌にもとからあり、「細胞間脂質」を構成する成分の1つとしてバリア機能を担っています。
お肌のセラミドは、年齢とともに減少するのですが、このセラミドが不足するとバリア機能が低下してしまいます。
だから、化粧品成分のセラミドなどを補って、バリア機能の低下を防ぐことが大切になってきます。
特にヒト型セラミドは、ヒトのお肌にあるセラミドに似た構造をもち、他の合成セラミドよりも刺激が少なく、保水力も高いので、おすすめです。
また、セラミド以外のヒアルロン酸やプロテオグリカンなどの保湿成分やシアバター、スクワラン、ワセリンなどのお肌の表面に蓋をして水分の蒸発を防いでくれる成分も一緒に使用することでお肌の乾燥を防ぐとよりよいですね。
まとめ
今回は、お肌のバリア機能と、バリア機能が低下する原因、そして低下を予防する方法についてご紹介しました。
お肌のバリア機能を正常に保つことが、健やかで美しいお肌を保つためにとても重要だとわかっていただけたかと思います。
バリア機能を低下させないために、自分の肌質にあった化粧品で正しいスキンケアを行うこと、セラミドなどの成分でお肌を十分に保湿することが大切です。
また規則正しい生活や紫外線対策も忘れないでくださいね。